母の形見のつもりで購入した腕時計がクリケット

母が亡くなった時に、その形見にふさわしいものが見つかりませんでした。

妹たちは着物やらアクセサリーなどを形見にといって持って帰りましたが、男の私にとって普段から身近におけるものはありません。やはりいつも身近に置いておくものが欲しかったので、少ない遺産の中から何かを購入しようと決めました。高くもないけれど安くもない、そんな製品を探しました。万年筆やネクタイピンが候補に挙がり、最終的に腕時計に決まりました。金額は10万円。腕時計はレビュートーメンのクリケットです。

こんな機会が無ければ、存在さえ知りえなかった時計です。金額も気に入りましたが、デザインに惚れました。クラッシックでそれでいてシンプルで空きの来ない腕時計なのです。なんでもトルーマンをはじめケネディなど歴代の大統領も愛用したようです。クリケットという名前の由来は、アラームからきています。腕時計にアラームというのもユニークですが、その音がコオロギの鳴き声のよう、という事らしいのです。その音色はアナログでとても素敵です。

この腕時計を私はひどく気に入りました。今ではアラームは鳴らなくなってしまいましたが、それでも毎日身に着けています。そういう意味では良い思い出、形見になってくれた時計かなと思っています。